絵画のいろいろ painting

絵画の種類と画材

こちらでは、基本、2次元の絵画を教えているので、造形等の3次元については言及しません。
絵画の種類は、水彩(アクリル画、透明水彩)箔押し、金箔(きんぱく)、プラチナ箔、黒箔等、油絵(油彩画)、鉛筆デッサン、水墨画、等があります。

また、具象画、半抽象画、抽象画等に分類できます。 

鉛筆デッサンとは

鉛筆を使用して、モチーフを見たままに描いていきます。 色の濃淡、明暗、質感、すべて鉛筆で表現します。
黒、黒茶等の単色で表現する為、ごまかしがきかない分、基礎画力を身につける為に必要な画法と言われております。

デッサンに必要な画材

鉛筆 
使い心地が良かった鉛筆。

  • uni(ユニ)
  • Hi-uni(ハイユニ)
  • MONO(モノ)
  • FABER-CASTELL(ファーバーカステル)
  • STAEDTLER(ステッドラー)

濃さは、H10からB10まであります。

H2、B2、B6の3本だけでも描けなくはないです。

消しゴム
練り消しゴムをメインに、プラスチック消しゴムを使います。
練り消しゴムは、硬めのは、伊研。柔らかめのは、STAEDTLER(ステッドラー)を使った事があります。
プラスチック消しゴムは、私は、MONO(モノ)をSTAEDTLER(ステッドラー)を使った事があります。

画用紙
私は、マルマンやダイソーのスケッチブック。他には、ヴィフアール紙やワトソン紙を好んで使っています。
高級紙ですが、水彩画にも使えます。

他には、カッター、クリップ(洗濯ばさみなどで代用可能)イーゼル等も必要です。 

デッサンとは、「dessin」フランス語。
ラテン語で、「線を引く」という意味の「designare」が語源と言われている。
英語では「ドローイング」。
日本語では「素描」(そびょう)が、デッサンと同異義語です。
デッサンと混同しやすい言葉

イラスト:簡略化して描かれた絵。リアルな表現として描かれることは少ない。
スケッチ:下描きの様な意味。
見たままを大まかに描くこと。
クロッキー:「速写」とも呼ばれる。動きのあるものを、短時間で観察して描く技法。
模写:絵や、写真などを写して描く方法。

ただ、私は小3から高校卒業まで、長らくデッサンを実践しましたので役に立ってはいないわけではないのですが、形を取るのがよっぽど上手いとまでは言えないし、今は、カーボン紙で転写して絵を描くことが多いので、そこまで重要視しておりません。                                               私は、まだまだ浅知無知の者ですが、色彩や、絵が良く見える構図の概念理論など、覚えるべきもっと大事な絵画の知識はあるのではないのかと考えております。

水彩画とは

水を溶剤とする絵具。
その絵具を使用して描かれた絵画。 

アクリル画に必要な道具
アクリル絵の具(U-35やリキテックスプライム等、アクリルガッシュはポスターカラーとも呼ばれ、アクリル絵の具でも特殊な物で、一般的なアクリル画にはオススメしません。)
筆 キャムノンプロ等の0/10サイズの筆 2号の丸筆 8号の平筆
紙パレット(グレーがオススメ)
水彩紙(ヴィフアール紙やワトソン紙300グラム)
水バケツ
あればクリップボード
ティッシュ
道具箱

画材は、私の場合、世界堂さんを中心にお世話になっています。入会して教室の生徒さんになって頂ければ、7%還元の優待カードが貰えてお得です。

アクリル画のメリット

匂いがほとんどない。
匂う絵の具として、代表的な油絵具を例に上げます。

油絵の具に入ってるのは、「乾性油」「揮発性油」という二種類の油です。
油絵具が匂う原因の主だったのが、後者の揮発性油です。

揮発性油は、シンナー臭がキツく、常温に置いておくだけで、どんどん気化して空気中に広がっていきます。
 

油絵の様な、塗り重ねた表現ができる。
そのまま塗り重ねてもよいのですが、ジェルメディウムを混ぜる事によって、油絵の様な立体的な表現もできます。

支持体を選ばない。
紙、キャンバス、石、壁紙などに描くこともできます。

耐久性に富んでいる。
絵の具の中でも最強で、油絵の具がひび割れる事もあるのに対して、アクリル絵の具はその心配がありません。

アクリル画のデメリット

乾燥が早いために、グラデーションがつけ辛い。リターダー(遅乾剤)という添加剤を混ぜる事で解決できます。

乾くと筆やパレットにこびりつく為、注意が必要。
筆はこまめに洗って、パレットは紙パレットを使う事で解決できます。

アクリル絵の具の上に油絵の具は重ねられるが、逆はできない。
油絵の具が溶けて、乾かなくなることがあります。

長らく、アクリル絵の具を使ってみましたが、油絵等に比べると、メリットのが大きい様に思います。

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グリザイユ技法・カマイユ技法とは

グリザイユとはフランス語で灰色です。

カマイユ技法は、グリザイユ技法の仲間です。セピア調で下塗りをします。

まず、鉛筆などで大まかな下描きやトレースをした後、グレー、黒、白で明暗を作ります。(グレースケール)

その後に上から色(固有色)を薄く塗って、彩度を上げていきます。(オーバーレイ)
明度と彩度を切り離して考えられる、初心者向けの絵画技法です。

開発者は、ヤン・ファン・エイク。
初期フランドル派のフランドル人。

主にブリュッフェルで活動し、15世紀北ヨーロッパの重要な画家。

私は、花や動物や人物等を描くのに、グリザイユ技法やカマイユ技法を多用してきましたので、得意な技法のひとつと言えます。